元気なうちに始めよう!「生前整理」で快適な老後

体力や認知機能が衰えると、身の回りの整理が難しくなり、生活空間が乱れてしまうことも。快適な老後を過ごすため、そして万が一の際に家族に負担をかけないためにも、元気な今のうちに「生前整理」を始めましょう。

生前整理は、専門業者に依頼する方法もありますが、費用を抑えたい場合は、ご自身で少しずつ進めるのが得策です。市販のゴミ袋を活用し、無理のない範囲で不用品を処分していきましょう。

まだ使えるものを捨てることに抵抗がある場合は、リサイクルショップの利用や、インターネットでの販売もおすすめです。ご家族に手伝ってもらい、「売れたらお小遣いね」とお孫さんとゲーム感覚で取り組むのもいいでしょう。

不要品を寄付する方法もあります。発展途上国支援を行う団体の中には、衣類や日用品を寄付として受け付けているところがあります。お皿やぬいぐるみ、使いかけの文房具を寄付できるサイトもありますが、寄付できないモノを事前に確認したうえで段ボールに詰めていきましょう。送料はこちら(送付者)側の負担になります。

「生前整理」によって住空間が整うと、生活の質が向上するだけでなく、心にゆとりが生まれ、気持ちも前向きになる方が多いようです。

ご自身の亡き後の「遺品整理」は、ご家族にとって時間と手間と費用がかかるだけでなく、辛い思いを強いることになります。ご自身のためにも、ご家族のためにも、元気なうちに「生前整理」を始めてみませんか?