相続税の申告期限(相続が発生してから10ヵ月後)から約1年後、つまり、被相続人が亡くなって2年近く経った頃に相続税の税務調査が入ることがあります。
税務署は亡くなった方の銀行口座の入出金履歴を最長10年分調べることができます。当センターで相続税申告のお手伝いをする際も、担当税理士が故人の古い預金通帳を基に過去の入出金履歴を確認しています。
ただし、古い預金通帳が残っていない場合は、金融機関に発行手数料を支払って、入出金履歴を取り寄せるようにしています。この発行手数料・・・、金融機関や取得する期間にもよりますが、数千円から数万円かかることがあります。先日も、1口座に3万円程かかった方がいらっしゃいました。
「古い通帳を残しておいてくれれば、思わぬ出費を防ぐことができたのに・・・」とならないためにも、せめて過去3~5年分の預金通帳は捨てずに置いておくようにしましょう。