自動車保険は1~20等級あり、初めて加入する場合は6等級か7等級でスタートする。無事故でいれば等級が毎年1つずつ上がっていき、それにつれて保険料の割引率が大きくなる。
保険料は車種や運転手の年齢などによって異なり、一般的に年齢の低い子供の方が保険料が高くなる。同居の子供が初めて車を購入して保険に入る場合、父親と子供の契約車両を入れ替えて20等級と7等級を交換することにより子供の高い保険料に父親の高い割引率が適用できるため、家庭全体の保険料を下げることができる。
他にも、一定期間だけ自分の車を友人や同居していない家族に運転をさせる場合は、事前に保険会社に連絡をしておけば、特定の期間だけ運転者の範囲を広げることも可能だ。追加の保険負担が発生するが、運転者限定特約を外して加入するよりは負担が小さい。
海外赴任や転居、親の高齢などで車を手放す場合は「自動車保険契約中断証明書」を受け取っておくと、手放した時の等級を10年間維持することが可能だ。再加入できるのは本人のほか、配偶者や同居の親族も含まれる。
(平成30年4月28日 日本経済新聞より抜粋)
家族間で保険の交換ができることは、あまり知られていません。
実はこの制度、私は大学生の時から知っていて、自分が車を買った時や弟が車を買った時に使いました。
累計すると100万円近い節約になったので、親からとても感謝されました。
「法律や制度は、知っている人の味方です。弱い者の味方ではありません」ということは、私がいつもセミナーで伝えていることですが、本当に役に立つ情報は、意外と知られていないものです。
自分で全てを知ることはなかなか難しいですが、「この事だったらこの人に聞く」という人を、それぞれ決めておく時代になったのかもしれません。
一般的な情報は、インターネットで知る事が出来ますが、自分に当てはめて一番活用できる方法は何なのかを教えてくれるのは「人」しかいません。
お金の話を何でも相談できる人を、ひとりは作っておくことを強くおススメします。
(米田貴虎)