高齢運転者の事故防止を目的として、2022年5月13日より新たな免許更新制度が始まった。一定の違反歴のある高齢者が実車による運転技能検査が義務化され、合格しないと更新不可となる。人によっては費用や手間が増える。
内閣府が14日発表した「交通安全白書」によると、70歳以上の運転免許保有者数は2021年末時点で約1285万人にのぼる。
警察庁によると75歳以上の運転者による年間死亡事故件数は346件(2021年)。26%が不適切なハンドル操作やブレーキとアクセルの踏み間違いによるものだった。
今回、70歳以上の運転免許更新で変わったことは主に3点。
①警察が定める期日までの3年以内に信号無視や速度超過など一定の違反歴がある75歳以上の運転者は、実車による運転技能検査に合格しないと免許更新ができなくなった。
※認知症でなくても、運転技能に問題があれば更新不可になる。➁免許更新時にかかる費用が人によって増える。
③「サポートカー限定免許」の新設。
※「サポートカー」とは、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時
加速抑制装置を搭載
※後付け装置は対象外
※対象外の車を運転した場合は違反。現在運転している車が対象でない場合は買い替える必要があるため、費用がかかる。(令和4年6月25日 日本経済新聞より抜粋)
18歳の息子が、せっせと自動車学校に通っています。
私たちの時代は、マニュアルの免許が当然だったのですが、今はオートマ限定の免許がほとんどだそうです。
そういえば、ここ何年もマニュアルの車を運転した記憶がありません・・・。
そのうち自動運転になり、ハンドルさえ無い車や、空を飛んでいる車も出てきそうです。
となれば、運転免許証さえいらなくなる時代も到来しそうですね。
一方、70歳以上の方の、免許の更新は厳しくなってきました。
新聞紙上でよく目にする、ブレーキとアクセルの踏み間違えによる事故。
毎日運転している身としては、とても怖く感じます。
公共交通機関の便が悪い地域での、「足」の確保が課題だと思いますが、安全に運転ができる環境を考えていかなければなりませんね。
(米田貴虎)