もしものときに備えて、生前のメッセージや写真を預かってくれるサービスが広がっている。働き盛りの世代には遺言作成や遺影の撮影はちょっとハードルが高い。
そこで、スマートフォン・パソコン・手紙・はがき・メッセージカードを使って手軽に残せる点が支持を集めている。
保険代理店の中には、契約者にメッセージ保管サービスを無料提供しているところもある。受取人への言葉を紙に書き残す形で、メッセージは保険金の請求時に届く仕組みだ。
残された人の生きる励みとなり、受取人が保険金を無駄遣いしてしまうのを防ぐ効果も期待できるという。
メッセージ保管サービスは、正式な遺言とは異なるので、注意が必要だ。
(平成29年2月22日 日本経済新聞より抜粋)
家族に生前の自分を伝えるサービス。
少し複雑な感じがします。
生きてる間に、十分に伝えたほうがいいのでは。
だまっていろいろ残すよりも、「ここにこんなことが書いてある」「ここにはこれがあるよ」など、元気な時のほうがしっかりとコミュニケーションがとれます。
しかし、このようなサービスが普及してきているということは、家族間のコミュニケーションが希薄になってきている証拠です。
大切な家族に残すのは、公正証書遺言と家族全員に1人ずつ書いた手紙だけで十分です。
それも、50代で病気にもなっていないのに書く必要性は薄いと感じます。
いつか死ぬということを意識し、一日一日を充実したものにするために「もしものときのメッセージ」を残すのであればいいですが、本当に必要なのは70歳を過ぎてからだと思います。
70歳を過ぎたら、全員遺言と直筆の手紙!
こんなセミナーを近々やってみようかなと思いました。
(米田貴虎)