老親が高齢者施設に移ったり、亡くなったりして誰も住まなくなった実家をどうするか。歴史と思い出が刻まれた家は簡単に売れないもの。こんな悩みを抱える人は少なくない。放置すれば近所迷惑になり、維持管理費もかさむ。選択肢の一つが手放さずに貸して収益を得る方法だ。
ある会社は50歳以上の中高年の持ち家を終身で借り上げ、子育て世帯に転貸。家賃保証も行い、3年で再契約するかを選べる。賃料は相場より1~2割安い。
実家の将来を夏休みに考えてみてはどうだろうか。
(平成28年7月20日 日経新聞より抜粋)
空家問題は、年々深刻になってきています。私が相談を受ける案件でも、10件に2件は空家問題をどうするのかという相談があります。
先日も鹿児島の不動産をどうするかという相談がありました。
借り手を探せる市街化区域でしたら問題ないですが、集落の中だったりすると借手も制限されます。相続した財産が負債にならないように、生前から家をどうするか考えておく必要があります。
最近では、不動産屋さんが借り上げて、「民泊」に利用したりできる物件も出てきました。時代の流れと共に、不動産の活用方法は変わっていきますが、少子高齢化社会で家余りになることは確実です。これまで住んでいた家をどうするか、様々な選択肢を検討する必要があります。
(作成者 米田)