新潟貯蓄銀行(新潟市、現第四銀行)が1915年(大正4年)に募集した「超長期」の100年定期預金が2015年に満期となり、預金証書を受け継いだ子孫から同行へ問合わせが数件あった。預けた金額の300倍超になる計算だが、貨幣価値の下落により受け取れる金額は「すずめの涙」にしかならないという。
(2015年12月30日 日本経済新聞より)
日本経済の動向により貨幣価値が変動するとは言え、300倍超の計算が「すずめの涙」にしかならないことを一番悔しく思っているのは、おそらくその夢を託した「ご先祖様」ではなかろうか。