日常の偶発事故をカバー

女性が頭蓋骨骨折などの重傷を負って意識が戻らなくなった事故がありました。2013年に判決が出て、これをきっかけに自転車事故の加害責任が広く意識されるようになりました。

例えば、営業用の自転車にも、赤色の「TSマーク」が付いてます。公益財団法人、日本交通管理技術協会(東京・新宿)が認定した「自転車安全整備士」がいるショップで点検整備を受ければ交付されるマークです。

事故を起こした場合、5000万円を限度に損害賠償のための保険金が出ます。マークが青色なら1000万円が限度となります。

(2015年7月25日 日経新聞より)

自転車事故も対象である日常生活の偶然の事故を幅広くカバーする「個人賠償責任特約」として、自動車保険や火災保険で入っている人が多いのが現状です。保険会社にとってどうしてもコストに見合わないということで「特約」になっており、忘れがちであるのが事実です。

本人だけに限らず、配偶者、同居親族まで補償されますので、これを機に保険証を確認してみるのもよいでしょう。