家族が亡くなって相続が発生した場合、気になる手続きの一つに「相続税の申告」があります。相続財産が基礎控除額(3000万円+600万円×法定相続人の数)以内であれば、相続税を支払う必要がありません。しかし、それ以上の場合は10ヵ月以内に税務署に申告をし、さらに納税もしなければならないため、準備が必要になってきます。
「財産評価が難しい」「申告の準備をする時間がない」「二次相続(※)を踏まえた遺産分割をしたい」といった場合などは、早めに税理士に相談するとよいでしょう。
(※)二次相続・・・例えば、父の相続で母と子が相続した後に、母が死亡することで発生する二度目の相続
さて、インターネット上には、相続税をザックリと計算してくれる便利なサイトがあります。「配偶者の有無」「法定相続人の数」「各財産の相続税評価額」などを入力することで、相続税の概算を掴むことができます。
このサイトは、相続の発生後だけではなく、生前対策の利用にも便利です。ご自身に万が一のことがあった場合に、ご家族がどれだけの相続税を支払わなければならないかを試算してくれます。概算を知ることで、相続財産を減らす対策を練ることができますし、納税の準備をしておくこともできます。
国税庁・金融機関・税理士事務所・カシオ計算機など、様々なサイトがありますので、分かりやすく使いやすいと思うサイトを探して試算してみましょう。
<例>
◆keisan(カシオ計算機)
https://keisan.casio.jp/exec/system/1385687786