お墓を移したり「墓じまい」をしたりする際、寺院から「離檀料」として高額のお布施を要求されるトラブルが増えている。数百万~1千万円を要求されるケースもある。
離檀料トラブルが増加している背景には、墓を別の場所に移す改葬の増加がある。
厚生労働省によると、16年度の改葬の届け出件数は約9万7000件で07年度から3割以上増加。実家にある先祖代々の墓を現在の居住地に移し、気軽に墓参りをしたいという人が増えているという。
ただ墓地埋葬法の規定で、改葬には寺などの墓の管理者が記入する埋葬証明書などの書類をそろえて自治体に改葬許可証を申請する必要があるため、寺院側が規定を盾にとっているという見方もある。
離壇料を支払う法的義務はないが、お世話になったお礼の意味もあるので、請求額に納得がいかない場合は話し合いが必要だ。
(平成30年4月3日 日本経済新聞より抜粋)
何百万も請求したというお寺が、たまにネットで叩かれて炎上していますが、そのような住職さんがいることにショックを受けます。
半分恐喝ですよね。弱みを握ってお金を請求するなんて、脅迫だと言われても仕方がないと思います。
法外な離檀料を請求されたら、市役所かそのお寺の本山に相談するのがいいと思います。
お寺への支払いは、原則「お布施」であり、気持ちの金額です。
単独寺院でない限りは、あっさりと埋葬証明書を出してくれるでしょう。
(米田貴虎)