読者に「終活」への取り組みをアンケートしたところ、経験があるか準備中という人が全体の3割で、いずれしたいとの回答を合わせると8割の人が終活に意欲的だった。
終活の内容で最も多かったのは「エンディングノートの執筆」だ。
書き込む項目は多いが、後に残る家族らに重要なのは、万が一のときの連絡リストと財産の一覧だろう。
次いで多かったのは「自分のためのお墓や埋葬の準備」「終活関連のセミナーや勉強会に参加」だ。
「墓じまい」や「生前・遺品整理」など近年話題の取り組みも目立った
「実家の処分」に対する悩みも多く、他にも「預金口座を減らす」「カード類を整理する」などもあった。
自由回答で特に多かったのは「デジタル遺品」(パソコンなどに保存している写真やメール)で、終活の新たなテーマになっている。
(平成29年9月2日 日本経済新聞より抜粋)
週刊朝日が作った造語である「終活」は、2010年に流行語大賞にノミネートされてから、いろいろな所で使われるようになりました。
今では、一般的に「人生の終わりのための活動」という意味で広く使われています。
年々その活動も広がり、私たちの主催するセミナーにも、多くの方が参加されています。
「家族に迷惑を掛けたくない」というのが、終活をする最大のモチベーションです。
確かに、事前に整理しておくべき事はたくさんあります。
天国には、地位も名誉もお金も、何も持って行けません。
できるだけ身軽に断捨離しておくことが、終活の第一歩ではないでしょうか。
(米田貴虎)