新型コロナウイルス禍で事業の休止などを余儀なくされ、個人や法人の寄付額も減っているため、運営難に苦しむNPOが増えている。
そんなNPOなどの支援策として活用されているのが休眠預金だ。銀行などの金融機関の口座で10年以上出し入れのない預金を指す。2018年に休眠預金等活用法が施行され、一部が社会課題に取り組む団体への助成金に使われるようになった。
金融庁によると、2008年3月期以降の10年間、毎年480億円~760億円ほど休眠預金が発生。対象口座は2017年3月期で770万に上る。
休眠預金になっても、預金者は金融機関に申請すれば払い戻してもらえる。20年度は特例で新型コロナの「緊急支援枠」を設け、約19億円が助成されるという。
(令和3年1月18日 日本経済新聞より抜粋)
毎年700億円の休眠預金が発生!
770万口座もあるとは、驚きです。
「塵も積もれば山となる」という表現を、そのまま表している現象だと思います。
相続が原因で、休眠預金となる口座も増えていることが予想されます。
金額は、年によって変わると思いますが、口座の数は増える一方です。
銀行にあり続けても仕方がないので、今年の緊急支援にどんどん使ってほしいですね。
支援を受けるには、何段階ものステップが必要みたいですが、不正利用をされないように注意しながら、世の中のためになる活動に対して、どんどん助成してほしいと思います。
(米田貴虎)