みずほ銀行は2021年1月18日以降に普通口座や定期口座を開く人を対象に、紙の預金通帳を発行する場合に1000円（消費税別）の手数料を徴収する。
70歳以上の人からは取らず、既存の口座にも適用しない。
手数料のかからないデジタル通帳との選択制とし、利用者をデジタルに誘導する。紙の通帳には1口座200円の印紙税などがかかり、メガバンクは年数十億円の経費を負担している。
他の大手行でも発行手数料の徴収は検討課題となっており、有料化する動きが広がりそうだ。（令和2年8月21日 日本経済新聞より抜粋）
ついに来ました、通帳の有料化！なんと一冊1000円です。
新しい通帳に繰り越すときにも取られます。
1000円の利息を得るためには、いくら預金をしなければならないんでしょうね・・・。
確かに、銀行負担の200円の印紙税の他、口座の売買が行われたり、振り込め詐欺に使われたりしています。
その対策としても使わない口座は無いほうがいいと思いますが、なるべく新しい口座を作ってほしくないという銀行の思惑が見て取れます。
相続の現場でも、新規口座を作ることが難しくなってきており、影響が出ています。
これまでは、遺産分割前に解約した預金を保管しておく新しい通帳を、近くの銀行で作ってもらっていたのですが、最近は居住地の最寄りでしかも一人一冊しか作れないような流れになってきていました。
そして、今回ついに通帳の有料化！オンライン口座と70歳以上なら無料。
世の中から通帳が無くなる日も、近いかもしれませんね。
（米田貴虎）
