人生の「終活」トラブル – 葬儀解約したい・お墓の費用不安

「人生の最後を自分らしく」と葬儀や墓などを準備しておく「終活」が話題を呼ぶ中で、契約をめぐる相談も目立ってきた。一人暮らしの高齢者や老夫婦が「周りに迷惑を掛けたくない」と生前に契約してトラブルになる例もあり、消費者庁は注意を呼び掛けている。

国民生活センターによると、全国の消費生活センターなどが受けた葬儀に関する相談は、10年前の約3倍超に増えている。

「親の葬儀で予想以上の金額を請求された」など本人以外の死に関するケースが中心だが、中には、「自分の葬儀を事前契約したが解約したい。返金されるのか」といった終活の相談もある。
(平成25年 日経新聞より)

最近の「終活」分野の成長は、目を見張るものがあり、各地各所で、遺言やエンディングノートについてのセミナーなどが行われています。「自分の最期のステージを自分の希望通りに」とは、誰しもが思いますが、なかなか実行に移せないものです。

そういった中で、自身の葬儀の事前契約など、本当にしっかりと生前の準備を行われた方がこういった被害に遭うことは絶対に避けなければなりません。墓や葬儀の出費は高額になるので、できれば、事前に複数の業者に見積してもらうことが大切です。

高齢とともに、判断能力も低下していき、悪質な業者にだまされる危険も大きくなりますので、元気なうちに準備して、家族とも考えを共有しておきましょう。