政府は2021年3月から、原則すべての病院でマイナンバーカードを健康保険証として使えるようにする。
カードの裏面に搭載されたICチップを医療機関の窓口の読み取り機にかざすと、診察報酬に関する事務を担う社会保険診療報酬支払基金から健康保険証の情報が病院に自動送信される。電子化された健康保険証の情報と患者のレセプト(診断報酬明細書)の情報はひも付けすることが可能だ。医者は患者の同意があれば過去の処方箋を簡単に把握できるようになる。政府はカード利用の協力を健保組合や病院に呼びかける。
カードは制度開始から3年たっても普及率は1割にとどまる。
現在マイナンバーカードを使ってできるネットサービスは、
①保育所申請などの行政手続き
②特定個人情報の利用確認
③将来の年金給付額を確認
④確定申告など納税手続き
⑤金融機関の住宅ローン契約。
コンビニで住民票や印鑑証明書などが取得できる自治体もある。
マイナンバーカードの普及はデジタル社会づくりの中核と位置付ける。
(平成31年2月14日 日本経済新聞より抜粋)
マイナンバーの普及は進んでいませんね。
私の周りでも、運転免許証を持っている人はほとんどマイナンバーカードを持っていません。
顔写真付きの身分証明書としては、活用されていますが、それ以外は活用のメリットが無いためかもしれません。
今後は、年金や戸籍・住民票、確定申告など行政サービスで利便性が高まるでしょう。
病院の保険証がわりに、マイナンバーカードが使えるということも、確かに便利にはなりますが、それだけで「よし、作ろう!」とはなりません。
作るととても便利になるか、作らないととても不便になるか・・・どちらかでないと絶対に普及しませんね。
銀行口座とマイナンバーが紐づけされる日も近づいてきました。
全面的な普及には、最低5年はかかるように思います。
(米田貴虎)