2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳、男性が79.94歳で、いずれも2011年を上回ったことが厚生労働省の調査で分かった。女性は香港に次いで2位に後退した2011年と比べて0.51歳延び、2年ぶりに世界一に返り咲いた。
男性も0.50歳延びて過去最高を更新し、世界8位から5位に上昇した。2012年は大きな被害や震災がなかったことや、がんや心臓病などの死亡率改善の他自殺者の減少も平均寿命を押し上げる要因となった。
厚生省はがん・心臓病・脳卒中がすべて克服されると、平均寿命は女性で6.17歳、男性で7.37歳延びると試算する。死因上位の死亡率の改善が続いており、今後も平均寿命が延びる余地があるとしている
(平成25年7月26日 日経新聞より)
平均寿命が延びれば老後の生活が延びるため、個人の年金や保険の見直しをしていくなど定年後の生活プランを考える必要があるでしょう。
要介護・認知症の方も増えると予想されるので、介護施設や医療機関の数を増やすといった高齢者をサポートできる施設や機関の充実を図り、今後の高齢化社会への対策が今以上に必要とされるでしょう。